不動産価格の決まり方とは

不動産価格の決まり方とは
不動産価格は、不動産の価値を評価するための方法や基準によって決まるものです。
この評価価格を「不動産評価額」と呼びます。
不動産評価額は、さまざまな要素を考慮して算出されますが、主に以下の4つの評価方法があります。
1. 時価
時価は、市場価格に近い価格を指します。
これは、市場で実際に取引されている不動産の価格を基にしています。
需要と供給（売り手と買い手）の希望価格が一致した結果として成り立ちます。
ただし、特殊な取引（例：買い叩きなど）によって成立した取引は考慮されず、一般的な取引のみが対象となります。
なお、不動産評価額は一般的に公的機関によって評価されますが、時価は例外です。
2. 公示価格
公示価格は、国土交通省が公表するデータに基づいて不動産の価格を評価します。
国土交通省は毎年1月1日時点での不動産価格を算定し、公表しています。
さらに、都道府県知事が毎年7月1日時点での不動産価格を公表しています。
この公表された価格には、基準地価（都道府県基準地標準価格）が含まれます。
公示価格は公的な情報源であり、市場の動向や需要との関わりを考慮する上で重要な評価基準です。
参考ページ：土地 の 相続 税 評価 額 不動産価格の推移と動向！今後の予測
このように、不動産価格は時価と公示価格を含む複数の評価基準によって決まるため、不動産の売買や評価を考えている方はこれらの評価方法について理解しておくことが重要です。
また、不動産価格は市場の動向や経済状況によって変動するため、最新の情報を収集し、将来の見通しを考慮することも大切です。