保険の特約による保障対象の期間の異なりについて
同じ疾病と診断された場合でも、保険会社によって保障の適用期間は異なります。
たとえば、特定の状態が60日間継続した場合や90日間継続した場合など、さまざまな期間が存在します。
そのため、具体的な状況で保障が適用されるかどうかを事前に確認し、必要に応じて特約を追加することが非常に重要です。
参考ページ：団体 信用 生命 保険 保険 料はいくらなの？誰が保険料を支払うのか解説
団信の保険料に関する詳細
団体信用生命保険（通称：団信）の保険料は、毎月の住宅ローンの返済額に含まれています。
ただし、特約による保険料は金利に上乗せされることがあります。
例えば、住宅ローンの金利が年1.0％の場合、特約を加えると＋0.3％分が上乗せされ、毎月の返済金利は年1.3％となります。
一部の金融機関では、特約分の上乗せ金利が無料となるキャンペーンを実施しています。
しかし、この場合でも、元々の住宅ローン金利が他の金融機関と比べて高すぎないか、特約の内容が適切であるかを確認する必要があります。
フラット35の特約について
現在、フラット35も他の金融機関と同様に、新機構団信のついた金利となっています。
ただし、団信に加入しなくてもフラット35を利用することは可能で、その場合の金利は通常のフラット35の金利から－0.2％となります。
特約による金利上乗せの負担計算
特約を追加することで金利が0.3％上乗せされる場合、毎月の返済額の差額は4,259円になります。
これを35年間考慮すると、総額では約179万円の負担になります。
この179万円を団信の特約に使うことも一つの選択肢ですが、iDeCo（個人型確定拠出年金）などの金融商品に投資して運用することも検討できます。