いやー。。
もうね、
『なんもゆーことねー』
とは、まさにこのコトですね。
落語初心者の私でも知ってる
お題目『死神』
といっても、
江戸落語はほとんど聞かないから、
創作落語とばっかり思ってたけど、
古典落語だったのね。
なーんてレベルな私。
調べればいろーんな所に解説が出てるので、
ただただ、落語を知らない初心者レベルの感想を、
ダラダラ書いていきたいと思います。
まず、1回目を見たときの感想。
え?米津玄師が落語?
どんなもん??
よくドラマとかである、伝統文化っぽいの?
と、ハスに構えてみてたら、
のっけからビックリ。
なにあの着物の着こなし!!
あの、帯の位置よ位置。
低い位置、腰骨でしっかりと。
いやー、粋な帯の位置だわ。
長身・細身・スタイルよし!
の若者の帯位置が気になってたけど、
これぞ粋よ、粋!!
これからする『死神』、
真夏の怪談にピッタリな、
透けた黒の紗の羽織に着物。
もう完璧すぎ。
なにより、
羽織の脱ぎ方、
タイミングがパーフェクト!
扇子で裾をはらって座り、
お尻をあげて羽織の裾を踏まないように
後ろにパッ!と払って。
いやいや、恰好よすぎー!!
羽織紐を解いて、
羽織の袖口を持って
2本の指でツンと引く!
サッと肩から外して、後ろ手で隠す。
いやー、お上手!!
てかエロいなー(笑)
マジで枕が聞きたいー!!
あの気だるそうな歌い方が、
まさに枕のようで。
彼の作った枕を聞いてみたいー!!
流れるような羽織の脱ぎ方所作の全てが、
枕から話に入るタイミングそのもの完璧。
彼のもつ妖艶さが、
死神の不気味さと重ななって、
演出も完璧!!
何人も演じてるのに、
全部別人にしか見えない。
いや、それは言いすぎか?(笑)
と、見た目に惹きつけられすぎて、
歌詞は何を言ってるのかまったく分らずじまい。
で、2回目は歌詞を読んでから見たら。。
どんなにまとめても30分はある話を、
たった2分で。
ここまでするとは。。
しかも、話の8割りを占めてる医者を全カット。
でもって呪文をサビにして、
思わず口ずさんでしまうようにしてる。
けど、歌えないけどね。(笑)
しびれるー!!
マジか!?
こんなんアリか!?
こんな着目点ないでしょ!?
誰も想像したことないでしょ。
センスとは、このコトなんだなぁ。
いや、センスなんて言葉でまとめちゃ失礼すぎ。
彼の曲って全て、
体験しないと出てこないワードだけど、
体験しなくても話を聞いただけで、
重要なポイントだけを厳選してる。
あの2分間に、全て詰まってて。。
もうね、なんか上手くいえないけど、
『死神』の話を、
5.7.7の俳句にした感じ?とか。
って言えば伝わるかな?
歌詞だけで全てが想像できるうえに、
音楽と映像で楽しませる。
コレはもう、
師匠や文章を書いてる人に、
感想を聞いてみたい。
あとは、彼の出身地、
徳島の阿波弁を使ってて、
それに関西弁も。
江戸落語なのに、
演者なりの自由にさせてる
って所がスゴい。
コレはもう、
関西人は親近感湧くはずだわー。
多分、彼の『死神』を、
悪く言う関西人はいないと思われ(笑)
長身で男前といえば、
ジャッキーさん(桂 雀喜)や
桂 歌之助さんを思い出しちゃった。
米津玄師さんファンに怒られそうだけど。。
あぁ、寄席いきたいなぁ。
でもって
幻師=玄師
もしかして、
この話をするために、
命名したんじゃないの!?
なーんてね。
でも、彼の歌の中で、
あきらかに一番楽しんで
作ってるんじゃないのかなー?
と思った米津玄師のMV『死神』。
ここで謎がひとつ。
なんで『めくり』がないのー?
誰か教えてくれないかな?
あぁ、本当によくできてて、
感想が止まんない。
日本酒『死神』呑みながら、
MVみた~い♪
何度みても飽きないなぁ。