この頃は鉄分が足りない人が増えているようで、それはインスタント食品の増加やダイエットが関わっています。
そのため、足りない鉄分をコンビニやドラッグストアでサプリメントを入手し利用する方が多いようです。最近の鉄分補充用のサプリメントでは、鉄分単品ではなく、亜鉛やマグネシウム、カルシウムなど体に必要な成分が配合されているものも増えているようです。
健康な体を作るために摂取すべき鉄分量は、1日10ミリグラムから15ミリグラムが目安です。妊婦の場合は2倍量となります。
毎日の食事の中で積極的に鉄分を体内に取り入れるにはほうれんそうやレバーがよく知られており、赤身魚や貝類も鉄分の補充に役立ちます。
動物性食品だけでなく、植物性食品にも鉄が多いものがあり、プルーン、あおのり、ひじきが代表格です。レバーや赤身肉など、動物性食品に含まれる鉄分はヘム鉄で、消化吸収のいい成分であり、非ヘム鉄とは区別されて考えられます。
植物性食品に含まれる非ヘム鉄の吸収をアップさせるためには、タンパク質やビタミンを意識して併用しましょう。
鉄分は体に必要な栄養素ですが、1日に必要な鉄分を普段の食事で摂取するのは容易ではありません。体内の鉄分が欠乏すると貧血になりやすく、顔色も悪くなる傾向があります。疲労やめまい、神経不安なども、体内の鉄分が足りないことが原因な場合もあるようです。
食事では摂取しにくい鉄分であるからこそ、上手に鉄分サプリメントを利用して、健康維持に役立てていただきたいものです。