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四柱推命の大運の知恵:人生の長い旅路を照らす灯台

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私は70歳を過ぎた老人です。長い人生を歩んできて、今になって思うのは、人生とは本当に不思議なものだということです。若い頃は先が見えなくて不安だったものです。そんな私に光明をもたらしてくれたのが、四柱推命の「大運」という考え方でした。今日は、この大運について、私の経験を交えてお話ししたいと思います。

四柱推命というのは、中国から伝わった占いの一種です。生まれた年月日や時間から、その人の運命を読み解くんですね。私が特に注目しているのが「大運の見方」です。この大運というもは10年ごとの運気の流れを示すもので、言わば人生の長期的な潮流のようなものです。

若い頃の私は、目の前のことに一喜一憂していました。でも、この大運の考え方を知ってからは、人生を俯瞰的に見られるようになったんです。10年という長いスパンで物事を考えると、日々の些細な出来事に一喜一憂しなくなりますからね。

大運が変わるというのは、人生の大きな転機を意味します。私の場合、50代に入った時の大運の変化で、長年勤めた会社を辞めて独立することになりました。当時は不安でしたが、今思えばあの決断が人生を豊かにしてくれたんです。

四柱推命には「通変星」という概念もあります。これは命式を解釈しやすくするための補助的な情報で、10種類あります。例えば、「比肩」は新しいことを始めるのに適した時期、「劫財」は損失が出やすい時期といった具合です。私の独立の時期は「偏財」の時期で、活動的になり金運が上がる時期だったんです。だから、思い切って独立する勇気が出たのかもしれません。

大運は10年単位で運勢を示しますが、その始まりは人それぞれなんです。私の場合は7歳から始まりました。だから、67歳で7回目の大運に入ったわけです。この時期に、長年の夢だった旅行作家としての活動を本格的に始めることができました。

大運を見る際には、通変星の他にも「十二運」や五行のバランスなども考慮します。これらを総合的に見ることで、その10年がどんな時期になるかを判断するんです。もちろん、素人が全てを理解するのは難しいので、私も最初は四柱推命の専門家に相談しました。

例えば、「食神」の時期は安定した時期で、私の60代がちょうどこの時期でした。確かに、仕事も家庭も落ち着いていて、穏やかな日々を過ごせました。一方、「傷官」の時期はトラブルが起こりやすい時期で、私の30代後半がこれにあたりました。この時期、会社でも家庭でも様々な問題に直面しましたが、今思えばそれらの経験が私を成長させてくれたんです。

大運を知ることの素晴らしさは、人生の重要なターニングポイントを事前に知り、準備できることです。私の場合、70代に入る直前の大運の変化を見越して、旅行作家としての活動の準備を始めていました。だからこそ、スムーズにその道に進むことができたんです。

若い方々に伝えたいのは、人生は長いということです。今、困難に直面していても、それは長い人生の中のほんの一瞬かもしれません。大運の考え方を知れば、もっと大きな視点で人生を捉えられるようになるでしょう。

ちなみに、四柱推命について詳しく知りたい方には、四柱推命協会で勉強するのが一番です。私も時々チェックしていますよ。パソコンの扱いは若い人には及びませんが、こういった新しい知識を得ることも、老人の楽しみの一つです。

70代を過ぎた今、振り返ってみると、人生の様々な出来事が大運の流れに沿っていたことに気づきます。もちろん、全てが占いどおりになるわけではありません。でも、この大きな流れを知っていることで、人生の波を上手く乗りこなせる気がするんです。

皆さんも、ぜひ自分の大運を調べてみてください。きっと、人生を長い目で見る視点が得られるはずです。そして、その知恵を若いうちから活かせれば、きっと素晴らしい人生が送れることでしょう。この老人の経験が、皆さんの人生の航海の一助となれば幸いです。