介護業界についてお話します。
日本の人口がどんどん減少し、少子高齢化が叫ばれる今、介護業界の仕事は増加し、まだまだ新規参入も多く、ビジネスとしても発展していく業種です。
日本の高齢化率はますます上がっていき、日本の人口の約4分の1が65歳以上になりました。
人間が行っている仕事がAIの発達によって無人で行われることも多くなりつつあるなかで、人と人とのコミュニケーションが一番重要とされる介護や医療のような分野は、最後までAIに取って代わられにくい仕事だとも言われています。
これからの未来を考えた時、未来のある先の長い業種として、注目されています。
「介護職の業務」について
介護職の業務は、訪問介護、在宅関係から老人ホームなどの介護施設、そして医療機関にも広がりをもっています。
少子高齢化の時代で、今後も需要のある業界です。
利用者や、その家族から「感謝される」職業でもあります。
・入浴介助
一人ひとりに合わせた入浴方法があり、身体の動かせるレベルによって、入浴の際使用する機械が違ったり、施設の機械の有無によってサポートの仕方が異なります。
・排泄介助
見守りや声掛けのみで全く介助を要しない高齢者から、オムツやパットの全介助を必要とする高齢者まで様々です。
また、施設備え付けのトイレだけでなく、ベッド側にポータブルトイレという設置できるトイレを使用される高齢者の方もいます。
・着脱介助
起床時、入眠時、入浴の際や食事の後など、必要時に衣類の着脱を行います。
足や腰が痛く、関節の曲がりにくい高齢者も多いため、衣類の着脱のサポートを行います。
・食事介助
食事形態も、私達が普通に食べている形態の通常食から、小さく刻んだ「きざみ食」とろみを付けた「とろみ食」ペースト上にした「ミキサー食」など、個々に合わせた食事形態があります。
・レクリエーション
身体と脳の健康のために、日々レクリエーションを日替わりで行っている施設が多いです。
ラジオ体操や季節の行事、ボールや風船、カードを使ったゲームやクイズ、歌を歌ったり地域の保育園児と交流したりと、行うことは様々です。
・口腔ケア
毎回の食事の後には、入れ歯を外してうがいや歯磨きをして口腔の衛生を保ちます。
・トランスファー
車椅子からベッド、ベッドから車椅子などの移乗のことです。
高齢者の体力や身体を大切に扱いながらの移乗は、コツと体力が必要です。